【初心者向け】WordPressの使い方完全ガイド!サイト公開までの全ステップ

「自分のブログやホームページを持ちたい!」 そう思いながらも、「WordPressってなんだか難しそう…」「専門用語が多くて、何から手をつければいいか分からない」と、一歩を踏み出せずにいませんか?

ご安心ください。この記事は、そんなWordPress初心者のあなたのために作られた**「サイト公開までの全ステップを網羅した完全ガイド」**です。

サイトの土台となるサーバー契約やドメイン取得といった準備から、WordPressのインストール、公開前に必ず済ませておきたい必須の初期設定、そして記念すべき最初の記事を投稿するまで。豊富な図解を交えながら、必要な手順を一つひとつ丁寧に解説します。

もうあちこちの情報を探して迷う必要はありません。この記事を上から順番に読み進めるだけで、専門知識がなくても、つまずくことなくあなただけのオリジナルサイトが完成します。

さあ、世界に一つだけのWebサイトで、あなたの情報発信を始めましょう!

そもそもWordPressって何?初心者でも安心して使える理由

WordPress(ワードプレス)は、世界で最も利用されているWebサイト作成システム(CMS:コンテンツ・マネジメント・システム)です。専門知識がなくても、ブログを書くような感覚で本格的なWebサイトやブログを構築・管理できます。オープンソースのソフトウェアなので、誰でも無料で利用できる点も大きな魅力です。

WordPressで実現できること

WordPressの最大の強みは、その圧倒的な「拡張性」と「自由度」です。個人のブログから、企業のコーポレートサイト、ECサイト(ネットショップ)、ニュースサイト、ポートフォリオサイトまで、想像できるほぼすべてのWebサイトを構築できます。デザインテンプレートである「テーマ」と、機能を追加する「プラグイン」が世界中の開発者によって無数に提供されており、これらを組み合わせることで、プログラミング知識がなくても理想のサイトを実現できます。

無料ブログやホームページ作成サービスとの違い

Amebaブログやはてなブログといった無料ブログサービスや、Wixやペライチのようなホームページ作成サービスとの最大の違いは、「サイトの所有権」と「カスタマイズの自由度」です。無料サービスは手軽ですが、サービス提供者のルールに従う必要があり、広告が強制的に表示されたり、サービスが終了すればサイトも消えてしまうリスクがあります。一方、WordPressは自らサーバーを契約して設置するため、サイトは完全にあなたの資産です。独自ドメインで運営でき、デザインや機能、マネタイズ(収益化)もすべて自由に行えます。

なぜ世界のWebサイトの43%がWordPressを選ぶのか?

WordPressが圧倒的なシェアを誇る理由は多岐にわたります。

  • オープンソース: 誰でも無料で利用・改変できるため、世界中の開発者が常に改良を続けています。
  • 巨大なコミュニティ: 利用者が多いため、使い方で困ったことがあっても、検索すれば大抵の答えが見つかります。
  • 豊富なテーマとプラグイン: 数万を超えるテーマとプラグインで、どんなデザインや機能も実現可能です。
  • SEOに強い: 検索エンジンに好まれやすい構造で作られており、SEOプラグインを導入すればさらに最適化を強化できます。

これらの理由から、初心者からプロの開発者まで、世界中の人々に選ばれ続けているのです。


サイト公開まで3ステップ!WordPressを始める前の準備

WordPressソフトウェア自体は無料ですが、サイトをインターネット上に公開するためには、「サーバー」と「ドメイン」という2つの準備が必要です。よく「家」に例えられますが、WordPressが「家」サーバーが「土地」、**ドメインが「住所」**と考えると分かりやすいでしょう。

ステップ1:レンタルサーバーを契約する【サイトの土地】

サーバーとは、Webサイトのデータ(テキストや画像など)を保存し、インターネットを通じてユーザーに届けるためのコンピューターです。自前で構築するのは大変なので、通常は「レンタルサーバー」を契約します。 選ぶ際は、サイトの表示速度、安定性、セキュリティ、サポート体制が重要です。日本の大手レンタルサーバー(例: エックスサーバー、ConoHa WINGなど)は、WordPress専用の高速化機能や充実したサポートを提供しており、初心者でも安心して利用できます。

ステップ2:独自ドメインを取得する【サイトの住所】

ドメインとは、「https://example.com」のようなインターネット上の住所のことです。独自ドメインを取得することで、サイトの信頼性が高まり、ユーザーにも覚えてもらいやすくなります。 ドメイン名は、サイトの内容が伝わりやすく、シンプルで覚えやすいものが理想です。「.com」「.net」「.jp」など様々な種類がありますが、信頼性の高い「.com」や、日本向けなら「.jp」が人気です。多くの場合、レンタルサーバーの契約時にセットで申し込むと割引価格で取得できます。

ステップ3:サーバーとドメインを紐付ける

契約した「土地(サーバー)」に「住所(ドメイン)」の表札をかける作業が「紐付け」です。具体的には、ドメインのDNS(ドメイン・ネーム・システム)設定で、利用するサーバーの情報を登録します。 一昔前は手動での設定が必要で初心者には少し難しい作業でしたが、現在では多くのレンタルサーバーが、サーバー契約時にドメインも一緒に取得すれば、この紐付け作業を自動で行ってくれるため、非常に簡単になりました。


【初心者でも簡単】5分で完了!WordPressのインストール手順

サーバーとドメインの準備ができれば、いよいよWordPressのインストールです。これも昔は手動でのファイルアップロードなどが必要でしたが、今は驚くほど簡単になっています。

レンタルサーバーの「かんたんインストール機能」がおすすめ

現在の主要なレンタルサーバーには、必ずと言っていいほど「WordPressかんたんインストール」機能が備わっています。管理画面からボタンを数回クリックし、サイト名やユーザー名、パスワードなどを設定するだけで、自動的にインストールが完了します。時間にしてわずか5分程度。初心者の方は、この機能を使ってインストールするのが最も確実で簡単な方法です。

WordPress管理画面(ダッシュボード)にログインする方法

インストールが完了すると、あなたのサイト専用の管理画面(ダッシュボード)が生成されます。ログインURLは、通常「あなたのサイトのURL/wp-admin/」または「あなたのサイトのURL/wp-login.php」です。 インストール時に設定したユーザー名とパスワードでログインしましょう。この管理画面が、今後のサイト運営のすべての起点となります。


公開前に必須!WordPressの初期設定7選

インストール直後のWordPressは、いわば「素の状態」です。記事を書き始める前に、サイトの土台を固めるための初期設定を済ませておきましょう。これはSEO(検索エンジン最適化)やセキュリティの観点からも非常に重要です。

① サイトのタイトルとキャッチフレーズを決めよう

管理画面の「設定」→「一般」から、サイトの顔となるタイトルと、簡単な説明文であるキャッチフレーズを設定します。これらは検索結果にも表示される重要な要素なので、サイトの内容が的確に伝わる言葉を選びましょう。

② セキュリティ強化のためのSSL化設定(https)

SSL化とは、サイトの通信を暗号化すること(URLがhttp://からhttps://に変わる)です。読者の個人情報を守り、サイトの信頼性を高めます。また、GoogleもSSL化を推奨しており、SEOにおいても必須の設定です。多くのレンタルサーバーでは無料で簡単にSSL化を設定できます。設定後、WordPressの「設定」→「一般」で、URLがhttps://になっていることを確認してください。

③ URLをシンプルにするパーマリンク設定

パーマリンクとは、記事ごとに設定される個別のURLのことです。管理画面の「設定」→「パーマリンク設定」から変更できます。デフォルトでは日付や数字が入った複雑なURLになっているため、SEOと分かりやすさの観点から「投稿名」に設定することをおすすめします。これにより、URLが記事のタイトル(英語)になり、ユーザーにも検索エンジンにも内容が伝わりやすくなります。

④ サイトのデザインを決めるテーマの導入

WordPressは「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートを切り替えることで、サイト全体の見た目を一瞬で変更できます。まずは基本設定として、デフォルトのテーマから自分のイメージに近いもの、あるいはシンプルでカスタマイズしやすいものを選んで有効化しておきましょう。

⑤ 機能を拡張するプラグインの導入

WordPressの心臓部とも言えるのが「プラグイン」です。お問い合わせフォームの設置、セキュリティ強化、SEO対策など、標準機能だけでは足りない部分を補うことができます。この段階では必須プラグインの「あたり」をつけておくだけでも構いません。

⑥ 検索エンジンへの表示設定

管理画面の「設定」→「表示設定」に、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」というチェックボックスがあります。サイト制作中はここにチェックを入れておき、Googleなどに登録されないようにします。サイトが完成し、公開する直前に必ずこのチェックを外すことを忘れないでください。

⑦ ユーザープロフィールの設定

管理画面の「ユーザー」→「プロフィール」から、管理者情報を設定します。特にニックネームを設定し、「ブログ上の表示名」をニックネームに変更しておきましょう。ユーザー名(ログインID)をそのまま表示するのはセキュリティ上好ましくありません。


見た目は超重要!プロ並みに仕上がるテーマ(デザインテンプレート)

サイトの第一印象を決める「テーマ」。読者の滞在時間や回遊率にも大きく影響するため、慎重に選びたい要素です。

無料テーマと有料テーマ、初心者はどっちを選ぶべき?

  • 無料テーマ: コストがかからないのが最大のメリット。公式ディレクトリに登録されているものであれば、一定の品質と安全性が保たれています。ただし、サポートがなかったり、機能やデザインのカスタマイズに制限があったりします。
  • 有料テーマ: デザイン性が高く、高機能で、SEO対策がしっかり施されているものが多いです。購入者向けのサポートフォーラムが用意されていることも多く、初心者でも安心して使えます。

結論としては、まずは信頼できる国産の無料テーマ(例: Cocoon)から始めてみて、物足りなくなったら有料テーマ(例: SWELL, THE THORなど)への乗り換えを検討するのがおすすめです。

失敗しないWordPressテーマの選び方3つのポイント

  1. レスポンシブデザイン対応: スマホやタブレットなど、異なる画面サイズで表示が最適化されるかは必須条件です。
  2. 更新頻度が高い: WordPress本体のバージョンアップに対応し、セキュリティホールを放置しないためにも、定期的にアップデートされているテーマを選びましょう。
  3. 情報が多い・サポートがある: 利用者が多く情報が探しやすいか、開発者によるサポートが提供されているかは、問題解決の際に非常に重要です。

おすすめテーマのインストールと有効化の手順

管理画面の「外観」→「テーマ」→「新規追加」から、世界中のテーマを探せます。気に入ったものがあれば「インストール」をクリックし、その後「有効化」すれば、あなたのサイトにデザインが適用されます。


サイトを最強にする!必須プラグインと導入方法

プラグインはWordPressの機能を飛躍的に向上させる強力なツールですが、使い方を間違えるとサイトの不具合の原因にもなります。

プラグインとは?入れすぎがNGな理由

プラグインは、スマートフォンにアプリを追加するようなものと考えると分かりやすいでしょう。しかし、無闇に追加するのは禁物です。プラグインを入れすぎると、サイトの表示速度が低下したり、プラグイン同士が干渉して不具合を起こしたり、更新が止まったプラグインがセキュリティの穴になったりするリスクがあります。導入は「本当に必要なものだけを厳選して」が鉄則です。

これだけは入れておきたい!厳選おすすめプラグイン5選

ジャンル別に、これだけは入れておきたいという代表的なプラグインを紹介します。

  1. SEO対策: Yoast SEO / All in One SEO Pack – SEOに関する様々な設定を簡単に行えるようにします。
  2. セキュリティ: Wordfence Security / SiteGuard WP Plugin – 不正ログインやサイト改ざんのリスクを低減します。
  3. バックアップ: UpdraftPlus – 万が一の事態に備え、サイトのデータを丸ごと自動でバックアップします。
  4. お問い合わせフォーム: Contact Form 7 / WPForms – 読者からの連絡窓口となるフォームを簡単に設置できます。
  5. キャッシュ: WP Super Cache / W3 Total Cache – サイトの表示を高速化し、ユーザー体験を向上させます。

プラグインの検索・インストール・有効化の手順

管理画面の「プラグイン」→「新規追加」から、目的のプラグインを検索します。テーマと同様に、「今すぐインストール」をクリックし、その後「有効化」すれば機能が使えるようになります。


いよいよ本番!WordPressで記事を書いてみよう

サイトの土台が整ったら、いよいよコンテンツの主役である記事を作成していきましょう。現在のWordPressの標準エディタは「ブロックエディタ(Gutenberg)」と呼ばれ、直感的な操作が可能です。

ブロックエディタの基本的な使い方をマスター

ブロックエディタは、文章(段落)、見出し、画像、リスト、引用といったあらゆる要素を「ブロック」というパーツの組み合わせで作成します。「+」ボタンから好きなブロックを追加し、ドラッグ&ドロップで順番を入れ替えることもできます。まずは色々なブロックを試して、どんな表現ができるのかを体感してみましょう。

新規記事の作成から公開までの全手順

  1. 管理画面の「投稿」→「新規追加」をクリック。
  2. 一番上の欄に記事の「タイトルを追加」。
  3. 本文エリアに、ブロックを使って文章や画像を追加していく。
  4. 画面右側の設定パネルで、「カテゴリー」や「タグ」を設定する。
  5. 読者の目を引く「アイキャッチ画像」を設定する。
  6. 右上の「プレビュー」で実際の表示を確認。
  7. 問題がなければ「公開」ボタンをクリックして完了!

読者が読みやすい記事に仕上げる3つのコツ

  1. 見出しを適切に使う: H2, H3といった見出しを使って、文章の構造を明確にしましょう。目次のような役割を果たし、内容が格段に分かりやすくなります。
  2. こまめに改行し、箇条書きや画像を活用する: 長文のテキストは読者に圧迫感を与えます。適度に改行を入れたり、リストや画像を挿入したりして、視覚的なリズムを作りましょう。
  3. 重要な部分は太字にする: 特に伝えたいキーワードや文章を「太字」にすることで、流し読みしている読者の目にも留まりやすくなります。

まとめ:あなただけのWordPressサイトで情報発信を始めよう!

ここまで、WordPressサイトを公開し、記事を書き始めるまでの全ステップを解説してきました。最初は覚えることが多くて大変に感じるかもしれませんが、一つ一つのステップは決して難しいものではありません。

WordPressは、一度使い方を覚えてしまえば、あなたのアイデアを形にするための最強のパートナーになります。このガイドを参考に、ぜひあなただけのオリジナルサイトを育て、世界へ情報発信を始めてみてください。あなたのWebサイト運営が成功することを心から応援しています!


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